連休中に襲った台風17号。
こちら姫路では直撃では無かったものの、
しっかり暴風域圏内に入っており猛威を振るっていました。
夜中辺りに風が強く吹いており、もの凄い音だったので、
何回も目を覚ましてしまいその日は結局眠れずに。。。
翌朝、出勤して店の前の階段を登ろうとしてふと下を見ると。。。
あら。。。?
どこかで見たことのある形の鉄板が落ちていました。
そこで、上を見上げると。。。
はい、ビルの使われていない看板の鉄板でした。(汗)
錆びのエイジング具合からかなり前から痛んでいたように思えますが、
これを吹っ飛ばしてしまうくらいですので、
この辺りも相当きつい風が吹いたんだと思います。
2階位の高さから落ちてきているのですが、人や車に当たらなくて
本当に良かったです。
さて、今回も”Thee OLD CIRCUS”から届いた新作アイテムのご紹介をして参ります。
アイテムは前回のダブルライダースと対を成す存在、
カウレザーフロントジップシャツについて。
<Introduction3> Thee OLD CIRCUS-9 【9-9302 カウレザー フロントジップシャツ】
ブランドが古くから拘り続けるシャツという存在。
“Melody”というシャツのパターンをベースにレザーというマテリアルに
置き換えることで、このレザーシャツは完成されました。
Thee OLD CIRCUS – 9 – / 9-9302 / ” Minotaur ” / メメント・カウレザー フロントジップシャツ [OLD BLACK]
シャツのアウトラインを持ちながらも、フロントと袖口はボタンではなく
ジップ仕様になっており、アウターライクな作りになっています。
そして使用されているカウレザーによって更に重厚感が加わり、
シングルレザーライダースの匂いも漂わせていると個人的に思いました。
そしてもう一つ特筆すべき点は、このレザーのしなやかな質感であります。
「重厚感のある佇まい、そして既に何年かエイジングしたかのような風合いが
とても素晴らしかったです。
一番驚いたのは、この雰囲気から想像もできないくらいソフトな質感です。
一見、”重くて、硬い”を連想してしまうようなジャケットですが、
いざ着用してみると、可動のしやすさに感動しました。
このジャケットにもアーム部分には立体アーム構造が採用されており、
動きやすくはなっていますが、使われているレザーがソフトなだけに、
更に可動がしやすくなっているので、ストレスを感じさせないのが
嬉しいところだと思いました。
シンプルなでディテール、ストイックなタイトシルエットは
スタイリングもしやすいかと思います。」
それではその中身について解説していきます。
<ディテール>
前述したようにシャツのパターンをベースにレザー仕様にモデファイされており、
特徴的な襟や、裾のカーブしたラインからその姿を伺えます。
また、通常ボタンが配置されるであろうフロント、袖口部分には
ファスナーが配置されています。
ファスナーにはYKK社の最高級ライン”エクセラ”を使用しており、
ファスナーの滑りや耐久性だけでなく、引き手やムシ部分が銀色に輝くことから
ラグジュアリーな印象も与えています。
そして、コメントにも触れられていたアーム部分。
こちらは前回のダブルライダース同様、アーム部分にはスパイラルアームデザインを
採用しておりアーム全体が前傾方向へ湾曲を描いており、これらは着用時、
腕にかかる負荷を無くすことで、自然なフィッティングを可能にしています。
その為、着用後にハンガーへ吊るした際には、立体的なアームの形が残った状態を
一覧することができ、着用しない間も飾って楽しむこともできます。
背中にはバッククロスダーツを配置。
このアイコンがサーカスらしさはもちろん、
哀愁漂う男の背中を演出してくれると僕は思います。
自然に手を入れやすくする為にサイドシーム上にスリットポケットを配置。
ジャケットの内側にもポケットを設けており、タバコやスマホなどの収納が可能に。
また、裏地にはウレタンが混紡されており、ストレッチ性の高さから長期間の
着用における破損を防ぎます。
model:165cm、54kg
着用サイズ:1サイズ
<素材感>
“メメント・カウレザー”
「メメント=形見」という意を持つサーカスのオリジナルレザーを使用。
ベジタブルタンニン( 植物成分)で鞣されたカウレザーであり、しなやかでもっちりした質感と
きめの細かい手触りが特徴になっています。
最も驚くべき箇所は【タンニン鞣しのレザー=硬い、ゴワゴワする】という
デメリットが一般的に存在しますが、このレザーはそれらを覆すが如く、
とてもソフトな仕上がりとなっています。
コメントにも触れられていたように、可動においてもストレスを
感じさせないレザーであります。
もともとソフトな仕上がりを代表するのはクローム鞣し(金属物質)によって
鞣されたレザーであるが、何故わざわざタンニン鞣しのソフトを選ぶ必要があるのか?
それはタンニンならではの自然に仕上がる革の奥行き感、そして経年変化を楽しむ為に、
このレザーを採用したそうです。
ソフトながらも腕の皺などはしっかり刻むことができ、
着用を重ねることで、さらなる光沢が生まれるでしょう。
僕も姫路店のスタイリストとしての傍、ブランドとタンナーとのメディエイターとして
現場に立会いこの”メメント・レザー”の仕上がりを確認しましたが、
実際にこうして洋服になると、とても嬉しいですね。
<着用感>
体に吸い付くようなタイトシルエットではありますが、革のストレッチやアーム部分の
立体パターンのおかげで、窮屈さを感じさせません。
また、硬いレザーではありませんので特に慣らす必要もなく、
着始めから気負いなくラフに着てもらえるでしょう。
<スタイリング面>
無骨にデニムとの王道スタイルはもちろん、
モードなパンツとも相性はよく、スタイルを選ばない守備範囲の広さは
ストイックなシルエット、ディテールを徹底的に追求したサーカスならではと感じます。
bottoms>
2116 /14ozワンウォッシュデニムパンツ [REAL BLACK]
※ウォレットチェーン、エンジニアブーツは私物
boots>
incarnation / インカネーション / 31911V-7655 HORSE LEATHER ANCLE 4 HOLE LINED LEATHER SOLE [52T / WINE]
wallet chain>
Thee OLD CIRCUS ”Old Number” / 714 / RADIAL / Short Wallet Chain [DUST SILVER]
「レザーは着たいけど、体に不可がかかるような着用感のものはちょっと・・・
とお考えの方に、先ずはオススメできるレザーだと思います。
ディテールも本当にシンプルでクセが無いので、初めての1着としてもオススメです。
シンプルに着たい派、モードでオールブラック派の方などなど・・・。」
ただ一つネックなのは数があまり無いということでしょうか・・・。(汗)
姫路店ではサイズ1が残り僅かとなっております。
もちろん、再販等が無いコレクションピースになりますので、
気になられましたらお早めのご検討をオススメ致します。
また、10/1より消費税の増税に伴い、当店でも全ての商品が
新税率へと変わります。
是非その点も加味した上でお買い物を進めて頂ければと思います。
次回も同じく”Thee OLD CIRCUS”のAWアイテムからご紹介させて頂く予定です。
アイテムについてはアップ当日までのお楽しみとしてお待ち下さい。
(※最新入荷アイテムの記事を優先させて頂きますので、予定を変更する場合がございます。)
ここまでお読み頂き本当にありがとうございます。
それでは今日はこの辺で。
次回姫路店の更新は9/26(木)を予定しております。
・・・あれっ?
とお気づきの方は姫路ブログをかなり
お読み頂いている証拠ですね。(笑)
今朝、BOSSウラノとGarage EDEN 3店舗の店長とのミーティングの結果、
本日よりブログ更新のスケジュールが変わります。
姫路:火・木・土
(他店のスケジュールは各店長から報告があると思いますので、そちらでご確認下さい)
いつもの週2から、週3に変更となっています。
従来は各店週2ペースでの更新となっていましたが、
「各店、週2回の更新では伝えたいことが伝えらないのでは?」
と、議題に上がり話し合った結果、この”週3回”の更新という結論に至りました。
(お店によっては週4の更新もあるかもです)
今後としては、アイテムの紹介だけではなく、オススメのスタイリングや、
その他、各店ならではのお話であったりと、よりお店それぞれのカラーが伺える仕組みを
構築していく流れとなります。
この仕組みが変わることで、より多くの方にGarage EDENのブログを
お読み頂き楽しんでもらえるよう頑張って参りますので、
今後ともどうぞよろしくお願いします。
それでは次回の更新を楽しみにお待ち下さい。